研究職に就きたいと考える人は大学や大学院で専門性を高めていたり、あるいは社会人になって業務とは別に学んだり資格取得により研究内容に興味を持った方などでしょう。こうした専門性が高い研究職は新卒採用のイメージがありますが、派遣を活用すれば自身の知識を伸ばせる業務に就くことが可能です。しかし派遣は雇用が不安定で、賃金が正社員に比べて低いなどイメージは決して良いとはいえません。しかし、正社員採用であれば直ちにできないような部門に配属される可能性があり、キャリアアップにとって必ずしもマイナスとはいえないでしょう。
また、いくつかの会社を変わりつつ働くこともできますので、専門分野についての視野も広げられます。派遣社員はずっと待遇が変わらないわけではなく、有用な人材であれば正社員として雇用されることも少なくありません。研究職は高度な専門性を求められるわけですから、賃金などの待遇で選ぶならば自身の能力技量を十分考慮することが重要です。というのも既に働いている社員と比較して能力技量が変わらなければ、人員不足を埋める要員とみなされ派遣で仕事をする意味ややりがいが減少しかねません。
研究職を選ぶ際はあまり高望みをせずに、ゆっくりキャリアアップするくらいの気構えで臨むことが大切です。派遣のメリットは自身の技術を高めたり活かすだけではなく、私生活を充実させながら仕事の時間を調整できる点も魅力でしょう。働き方はメリットとデメリット両面が必ずあるので、ライフスタイルに合った働き方を選ぶことが重要です。